新連載「エリート宰相様に拾われたので、男装して秘書をすることになりました」が始まります。

お久しぶりです。浅田です。
ようやく解禁しました、この度スターツ出版さまのベリーズ・ファンタジーにて
桃城猫緒先生の作品「元社長秘書ですがクビにされたので異世界バリキャリ宰相めざします!」のコミカライズを担当させていただくことになりました!

 

無料で読めます。

www.berrys-cafe.jp



桃城猫緒先生の原作はこちらです↓

 

 



コミカライズにあたりタイトルは
エリート宰相様に拾われたので、男装して秘書をすることになりました」に変わりました。
担当さんとは原作のタイトルから「バリキャリ」と略して読んでます。
去年の4月にお話をいただき、それから少しずつ準備しておりました。
担当さんは拙著の「文明開化とアンティーク」をたまたま読んでいただきお声をかけていただきました。コミカライズは「科捜研の女」で一度経験はあったのですが、まだまだ経験値も足りないので私でいいのかなと思いつつ、御本を送っていただき拝読。
声をかけてくださった理由がわかりました。

バリバリの歴史もの(超絶オーストリア推し)作品だったのです(笑)

桃城猫緒先生は19世紀のウィーン・オーストリア推しを公言されており、内容がガチでした。
純粋に作品が面白かったので喜んでお受けする旨をお伝えしたのですが、

浅田「あの……私、大学の時に日本美術専攻(描く専門)だったんですけど、世界史詳しくなくて…た、担当さんは専攻は…?」
担当さん「……日本史です」

それからすぐに図書館にいって関連書籍を読みまくり、買える本やDVD は手配してとりあえず頭に当時の情勢を叩き込みました。でもまだ細かいところがわからず、どうしようかなと思っていたところに構ってもらってる友達話してたときに何気なく

浅田「今度、引き受けたお仕事、舞台がオーストリアなんだけどさ、私まだよくわかってなくて」
友達「呼んだか??(ヘ◯リア民でオーストリア推し)」
浅田「………神!!」

友達がオーストリア推しでした。

それから友達からハプスブルク家のことを教えてもらったり、同じヘタ民のお友達からオーストリア旅行の写真を提供いただくなど、かなり助けていただきました(笑)
ほんと、ヘ◯リア民のみなさまには足を向けて寝られません。ありがとうございました。

 

【凄腕秘書・つぐみは、同僚にハメられ会社をクビになってしまう。失意の中、足を滑らせて川に落ちてしまったつぐみが目を覚ますと、そこはまさかの19世紀のウィーン!?運よく宰相のメッテルニヒに拾われたつぐみだが…!?】ベリーズ・ファンタジー予告より
つぐみちゃんが出会う「メッテルニヒ」さんは歴史に詳しい方ならご存知のオーストリアの宰相クレメンス・メッテルニヒです。19世紀のオーストリアにはなくてはならない人です。
初の実在の人物を漫画で描きます………
メッテルニヒさんがつぐみちゃんとどう絡んでいくのか、つぐみちゃんが19世紀のオーストリアに現れたことで何が起こっていくのか史実と比べながら読んでいただけると嬉しいです。

作画に関しては、桃城先生から詳細な資料と指示書をいただきました。
流石、オーストリア推しの先生が用意してくださった資料は、靴から髪型、ドレスの袖口まできめ細やかに指定がありました。
作中に出てくるキャラの服装や装備品は、出来る限り史実に則った作画をしています。
当時のファッションも反映しておりますので
その点もみていただけますと嬉しいです。
キャラデザなども裏話がありますが、そちらは次回に。

これからどんなキャラが出てくるのかも含めて楽しんでいただけたら嬉しいです。

現代で超絶不運だったスーパー秘書のつぐみちゃんがオーストリアでのしあがって行く様子は、19世紀のオーストリアの情勢に丁寧に落とし込まれており、あんなキャラやこんなキャラも登場してどんどん予想外の方向に。ほんとにつぐみちゃんはバリキャリ宰相になれるのか?どうやってなるのか??
拙著のアンティークが好きだった方にも楽しんでもらえるのではと思っております。

 

新連載「エリート宰相様に拾われたので、男装して秘書をすることになりました」をよろしくお願いいたします。

(略はなにがいいんだろ……男装秘書……??)

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